22歳で学業を終えて、社会の荒波に飛び込み9年が経過した。まだまだ社会人としてはひよっこだけど、近畿地方と東北地方を渡り歩いて色んな人間を見てきた。
今日は俺が出会った人や俺の経験から、20代でやってよかった事を主観的に紹介する。
コンビニバイト
俺は大学入学から卒業までの4年間、地元のデイリーで働いていた。コンビニでバイトすることで色々な人と出会える。人により接客の仕方を変える必要性や、年代によって売れるものの違いなどがなんとなくわかる。これは結構面白い。
あとはどんな商品が売れるか分かってくるし、原価に対する利益率、必要工数や適切なシフトの組み方など分かってくるんだ。季節ものの新商品などの情報もいち早く入手できる。
コミュ力と営業力の入口を学ぶことができる。
男友達と全力でバカ
学生時代は二度と帰らない。世に出る前に社会の常識から逸脱し、見聞を広げるんだ。
あの時はバカやったな。なんて思い出に浸るもよし、その時の経験は絶対に財産になり、愛される社会人に必要なユーモアを培える。
女性との関係
女性の社会的進出なんて、もはやその言葉が死後になりつつあるほど当たり前。俺は工業系の高専を卒業したんだけど、高専は女子が少ないので、免疫が低下する。これは仕事に支障でまくる。
若いうちに女性関係をたくさん持ったほうが、社会不適合者になるリスクが減る。
免許取得
社会人はまとまった時間が取りにくい。自動車運転免許は最速でも1ヶ月の期間が掛かる。そんな時間はない。
とはいえ、勤務地によっては免許が必須になることもある。俺の住む地域のそれに該当する。
都会に出る
俺は田舎育ちだが、若いうちに一度は大都会に出たほうがいい。俺は1年間大阪で生活した。
大阪と兵庫の工場で勤務し、休日は京都に遊びに行っていた。都会を見ると自分の世界観が変わる。いろんな人に会える。いろんな景色が見れる。
もちろんいいことばかりではないが、それも含めていい経験だった。
お酒での失敗
最近はアルハラとかいう言葉がよく聞かれるようになったけど、やっぱり年配の仕事人は酒が好き。酒の席での立ち振る舞いが今後に大きく影響する。
気を使わないで持論を語るもよし、吐いて迷惑かけるもよし、女性とトラブルを起こすもよし、記憶飛ばすもよし。
でもこれが許されるのは若いうちのみ。結婚して、会社でもそれなりの立場になった時、いつからかこれが許されなくなるんだ。
この時、明るいアホになることが大事。泣く・暴言を吐く・愚痴が止まらない・暴露話・誹謗中傷、これは絶対にNG。
明るくバカになって夢を語ろう。
社内恋愛
職場での恋愛はなかなかうまくいかないことが多い。影なにを言われているかなんとなく耳に入ってくるし、情報の流通速度も半端じゃないってことがわかる。また社内での気まずさなんかも学んだ。
職場恋愛はやっぱりおすすめできない。
仕事での失敗
俺は決して仕事ができるわけではない。たくさん失敗したし、たくさん迷惑かけた。そしてたくさん謝った。全ていい経験だった。
失敗は成功の途中であって、失敗をどう活かすかが重要。これからもたくさん失敗して、次にどう活かすかを考え続けたい。
結婚
俺は26で結婚した。27で長男が生まれた。そして家を買った。現在31。最高に幸せだ。
これだけのものが揃っていると、歳をとるのが怖くない。
三十路を迎えたその日も特別なことはなにも感じなくて、今日も家族と過ごせる喜びを噛み締めることができる。と喜びに浸るだけだった。
無駄な時間を過ごす
俺は今も昔も趣味という趣味がない。
夜中に出かけては当てもなくドライブしたり、休日は18時間寝たりした。今思えばかなり無駄な時間を過ごしたと感じているが、重要なのはそれが無駄であることに気がついたことなんだ。
無駄な時間を過ごした分、これからの人生の時間を大切にできるから。20代後半あたりからは、体感で倍以上の速度で時間が流れる。
1年は1日を365回繰り返せば終わる。1日は1時間を24回繰り返せば終わる。1時間は5分を12回繰り返せば終わる。5分はなにをしていてもあっという間に過ぎる。
時間というのはあっという間で、あっという間に俺は死ぬ。死ぬまでの時間と、それまでに家族と過ごせる時間は、なににも変え難い宝だ。