俺の部署は80人の大きな組織で、課としては30人で、ストレスにより体調を崩して辞めていく人が年間4〜7人くらいいる。
この記事を書くにあたり、2019年から辞めていった人間の数を数えたところ18人に到達。MAX35人程度の組織だぞ?(中にはおめでたによる人もいる)
その組織でNo.3の位置を担う、上からも下からも板挟みで業務もストレスも集中する俺が、俺なりのストレスへの向き合い方を解説する。
分かり合えない人間もいる
10人の組織には10通りの考え方や仕事へのモチベーションがあって、よく言う一枚岩になって大方針に向かうことは現実的に不可能。
まずはこれを理解するんだ。
そうすると、自分と異なる意見に対し、自分は自分、相手は相手という思考パターンの棲み分けができる。悪く言えば自分と異なる意見に興味がなくなるんだ。
ただ、他人の意見に耳を傾ける事は重要。でないと価値観のアップデートができない。
自分の中で、成長につながる思う意見は吸収し、ストレスを溜めるだけの意見は捨てる。
(ただし、捨てた意見が後々重要だったと気がつく時もある。それはそれで価値観のアップデート、すなわち成長とよべる瞬間だからそれてでいい。)
批判するやつは暇人
残念ながら何かに文句をつけてはひとの悪口を言いたがる奴が一定数いる。
そういうやつは完全無視。暇人にあなたの貴重な人生の時間を浪費すべきではない。
今の環境を構築しているのは自分
今そこに自分がいるのは、自分でその選択をしたからなんだ。ストレスを感じる環境に身を投じるのも自分、そこから逃げるも自分の選択がそうしている。今の仕事が嫌ならやめればいい。やめられない理由の大半は自分の中にある言い訳だ。そして逃げる事は悪いことではない。
そこにいるもよし、にげるもよし
自分だけは自分の判断を尊重しよう。自分で決めた事なんだと考えれば、少し楽になれる。
逃げ道
なかなか逃げ道を自分で作るのは難しいかもしれないが、俺は常に嫌になったらやめたらいいと思っている。実際にやめなくても、そう自分に言い聞かせるだけで気持ちが格段に楽になるんだ。
会社も生きる術もたくさんの方法があって、今の会社に依存して自分を削る必要はない。
ストレスとは常にあるもの
ストレスというのは大なり小なり0にできるものではない。まるで酸素のようにそこにあるもので、常に自分につきまとうものなんだ。
恐らくストレスがゼロになることにより、これまでとは異なるストレスが発生する。
こんなに順調でいいのか?なにか見落としている大きな事象があるんじゃないか?と、漠然と不安になる。
適度なストレスはパフォーマンスを高めてくれる促進剤のようなもの。デメリットばかりではない。
ストレスは解消しなくても良い
ストレスを解消できればもちろんそれに越した事はない。とは言え、忙しくて趣味に使える時間がなかったり、そもそも趣味がなかったりとストレスを解消する術がない人もいる。
ストレスを解消しなきゃいけない。と思う事自体もストレスになる。そして解消するための行動ができなくてさらにストレスとなる。
解消するのではなく受け入れてしまえばいいんだ。
人間はストレスから自分を守るために『忘れる』と言う機能を持っている。
ストレスを受け入れる
と上述したが、どうすれば受け入れられるのか。これはなかなか難しい。俺のマインドは以下の通り。
ストレスを見下す
すべての事象はそのときはしんどくても、終わってみたらこんなもんか。と思うことが多い。
今回もそうなんだ。乗り越えてしまえば大した事はない。そう思うんだ。
一過性のもの
ストレスに感じていることもなれる。今嫌な気持ちは一時的なものだと思い込むんだ。とはいえ、それで潰れまっては元も子もないので、そうなる前のデッドラインは自分の中に持っておこう。
自分に自信を持つ
30歳を迎えて、一つの節目にぶつかった時、自分が思っていた30歳になれている人はどれだけいるだろうか。ほとんどいないだろう。それはきっと40になっても50になっても変わらない。
周りを見てみると、周りの人にもそれが当てはまることがみてる場面もあるだろう。
そうすると、視点が巨視的になり、『そうだな、人間ってこんなもんだよな』って思えるようになる。自分だけじゃない。
B'z
どうしようもなくなった時は車内でB'zのヒットソングを流すんだ。そして何もない直線で少しアクセルを踏み込み、窓を開けて風を浴びながらシャウトするんだ。
会社からの帰路で使えるストレス解消法だ。
最後に
このストレスが常態化する世の中だが、あえてそれを受け入れてしまおう。そして、それを見下し、自分のなかのスパイスとしてパワーに変えるんだ。
とは言え、頑張りすぎてもダメ。嫌なことから逃げる、環境をかえることは悪いことではない。
ただ、実行には少しだけ勇気と決断がいる。
それはその時にするとして、常にマインドとして、いつ逃げてもいい。と言うことを構築しておけば気持ちは楽になるんだ。
そして、残念ながら人と人は分かり合えないことの方が多い。これを前提条件として理解しよう。また、逆に他人から理解を得ようしなくてもいい。少し寂しいが、自分は自分。他人は他人。理念、ポリシー、モチベーション、能力、キャリア、すべて異なる。そしてそれでいい。
ストレスはゼロにする事は決してできない。
うまく向き合い付き合い次第に忘れていこう。