例によって、今月も我が家に導入された太陽光発電システムの稼働状況とその経済効果を報告する。
太陽光発電システムが我が家に導入されたのは2月中旬だったので、1ヶ月分の実績が得られたのは3月分から。4月の頭には、3月の実績を第1回として報告した。これには装置の仕様や初期導入費用などの詳細が記載されているので、まずはこちらをご参照あれ。
発電量と売電量
4月は3月よりも日照時間がながく、1日の発電量は平均的に大きかった。また、エアコンの稼働率も少なくなったため、自家消費分が少なくなり、売電に回る電力も多くなった。結果は以下の通りだ。
発電:727kWh
売電:481kWh
売電はわかりやすいので、先に算出しておこう。売電単価は19円/kWhなので、売価は以下の通り。
19×481=9139円
発電量はトータル727kwhなので、このうち、売電にまわった発電量を差し引くと、
727ー481=246kwh
246kwhは充電あるいは自家消費に回ったことになるので、この経済効果を考える。
我が家の電気料金プランにおける電気量単価は、以下の通り。
80kwhまで27円
80kwh以降32円
ということなので、
80×27=2160円
246−80=166kwh
166×32=5312円
以上が太陽光発電によって賄うことができた電気料金、すなわち経済効果だ。
赤字を合算すると
9139+2160+5132=16611円
以上が4月の太陽光発電のトータル経済効果だ。
日照時間と発電量の相関
ちなみに俺の住んでいる地域の4月の日照時間の実績と、日毎の発電量の実績を以下に示す。
当たり前だがやはり、発電量と日照時間の相関は強い。曇りの日にもある程度の発電は行っているが、流石に売電に回る余地はなさそう。
本来であればこれに加え、夜間に購入した電力分の経済効果が加わるが、グラフからはどう読み取れば良いのかわからない。
夜間電力(11:00〜8:00)は11円/kwhと、日中の半額から1/3の買電価格だ。
日没から11:00までに蓄電池から消費された電力は夜間電力を買い込み充電する。
これを日中に消費することで、電気料金の高い時間帯には電気を買わない。
これが更なる経済効果を産む。
つまり、蓄電池容量がZEROにならない限りは、売電は夜間電力のみになるということだ。
ということで、今月のレポートは以上とする。