俺はシンプルな服装が好き。実はこれに気がついたのは中2の頃で、以来シンプルとは何かを追求してきた。
30を過ぎて、俺の中でその概念がある程度固まったと思っているので、シンプルな服装とは何かを語っていく。
- 社会人として身なりを気にしないのは四流、自分を持っていないのは三流
- 社会人のファッション
- シンプルなファッション
- ロゴドン
- 英字プリント
- 切り替えシャツ
- バイカラー
- 肘当て
- パステルカラー
- カラフルボリューミーなスニーカー
- ファッションにおける引き算とは?
- 1.タイを引け
- 2.シャツを引け
- 3.パンツを脱げ
- 4.靴を脱げ
- 5.シルエットを崩せ
- 引き算=カジュアルダウン
社会人として身なりを気にしないのは四流、自分を持っていないのは三流
というのが、俺の考え。俺のバイアスゴリゴリの考えなので、不愉快に思った人には謝罪する。その人のファッションに対する在り方を否定する意図はない。
ただ、やはり自分の身なりに気を遣えない人は、仕事における効率性、正確性、コミュニケーション、人としての余裕、発言において何らかの欠陥がある。というのが俺が10年間の経験で様々な人材を見てきた結論だ。(もちろん例外はあるが、極めて例外)
また、ある程度流行を意識しているが、流行のみを追いかけて自分のコンセプトやポリシー、明確に好きなもの持っていないのもイマイチ。
大体こういう人は会議で発言しない。置き物のように隅っこに鎮座するのみで、会議が終了した後に仲良しこよしに対して、合意とは正反対の発言をする。
少し具体的になりすぎたが、特定の個人を指している訳ではない。
社会人のファッション
基本的にファッションは自己表現かつ自己満足であり、身なりを気にするもしないも、どんな服を着るのもマスターベート。
清潔感不快感を周りに与えなければ何でもいいと思う。(もちろんTPOは考えて上で)
外見は一番外側の内面。誰にでもわかる自己表現の一つなんだ。
シンプルなファッション
ここでようやく本題に入ろう。俺が思うシンプルなファッションは余計なものがないこと。
よくファッションは引き算とかいう人がいるけど、俺にはそれがわからない。
引かなくても、足さなければいい。というのが俺の考えだ。では、足すべきではないものを具体例とともに見ていこう。
ロゴドン
ロゴドンって聞いたことあるかわからないけど、ブランドのロゴを胸元など、かなり目立つところにドンッとプリントしたり刺繍したりしたもの。
ブランド物を身につけられる収入は確かにアピールポイントかもしれないけど、俺は嫌い。
服に文字を入れるな。ブランドアピールならなおのこと好かん。収益が見合ってないならさらに好かん。
インナートップスはもちろんのこと、アウターや小物にもなし。
英字プリント
これが許されるのは、しまむらの子供服(サイズにして〜150cm)までだ。これはブランドのロゴドンよりも200倍アウト。
何度も言うが、服に文字を入れるな。
切り替えシャツ
学童疎開で、おばあちゃんが縫ってくれたらそれは大切にしろ。ただし、このご時世でそんな場面に遭遇するほど、日本に貧困格差はない。
4枚のシャツをおかんが夜なべして縫い合わせてくれたんだな。泣ける。
バイカラー
一見シンプルだが、これもなし。特にコントラストのキツイ配色でのバイカラーは具合悪くなる。裾がピロっとしてるこれはなに?
トップスが寂しくなりがちな夏にこれが良いのかい?男なら黙ってジーパンTシャツ!
肘当て
余計。要らない。私服でスライディングするから肘を守っているんです。というなら話は別。
日常でそんな機会があるならぜひ知りたい。
パステルカラー
上記を否定したい意図はないが、淡い紫とかピンク、水色のパーカー、Tシャツって男が着たらどうよ?
キキララ。お星様のファンタジー。頭おかしくなりそう。
カラフルボリューミーなスニーカー
なんでや。なんで足元うるさくした。これでロゴドンなんかやったら、ひとつの身体なのに上半身と下半身が喧嘩を始めるぞ。
そのガチャガチャしたデザインと緑のプニプニはなんや。ガンダムとエヴァのフュージョンか。エヴァのパイロットなら否定はしない。
プニプニがクッション性を生み、走りやすく疲れにくいのはわかるが、アメーバみたいにせんでもええやろ。って話。
ファッションにおける引き算とは?
足さなきゃ良いだろって話だが、記事を書きながら引き算にについて俺の思ったところを述べたい。
まず、ファッションの最上級はスーツ。これがファッションにおける四則演算を満足した形。
でも流石にこれを私服とするのは違う。
では、これをカジュアルダウンするために引き算をおこなっていく。
1.タイを引け
ネクタイを外してぐっとラフに。オフィスカジュアルはもちろん、私服としてもシンプルでよし。
タックアウトも引き算に入るか。
2.シャツを引け
これでさらにカジュアルが増す。パンツをアンクルカットにすればなおのこと。
セットアップはカジュアルダウンしてもかっちりしているので、くるぶしを露出することで良い具合になる。
3.パンツを脱げ
ここで言うパンツはスラックスを指す。
これをデニムに置き換えると綺麗めカジュアルが完成。これはシルエットさえ間違えなければ誰でもそれなりに見える。
4.靴を脱げ
というのは、裸足を推進しているわけではなくて、フォーマルとは縁のない、革靴をスニーカーに置き換えろってこと。
最近のトレンドはこのスタイルが多いみたいだけど、俺の引き算はここまで。
セットアップにスニーカーは酢豚にパイナップルと同じ違和感。
5.シルエットを崩せ
ここまで来たらフォーマルの面影はない。ゆるいシルエットがトレンド(俺は好かんが)だし、シンプルに変わりはない。
バブルを意識しているのか?不思議とこれはそんなに嫌いじゃない。
引き算=カジュアルダウン
ファッションにおける引き算とは、スーツを全てが足された状態として、そこから如何にカジュアルダウンするか。と言うことだと思うんだ。
今回はスーツを例に取り上げたけど、ミリタリーもそのカテゴリに置いては制服である。
これが引き算されると、、、
これにカジュアルダウン。
飛躍しすぎか、、?
とまぁこんな感じで、ファッションはユニフォームと呼ばれるその分野における決まった形をどう崩すか。これを楽しむことがファッションの引き算を楽しむことだと思うんだ。
ユニフォームには余計なものがない。
時代が流れ、ユニフォームがタウンユースされる過程で、本来なかった余計なものがたくさん追加されてしまったんだ。
余計なものは足すな。
本来のフォームから引き算していくんだ。