以前、 MacBook Air mid2012 11inchを購入した話をした。このデバイスは発売から10年が経過しているが使い物になるのか。答えはYES。
ただし、用途によっては流石にスペック不足を感じるシーンが多くあるだろう。
俺の用途では問題ないことを以前別の記事で記載した。
今日は改めて、 MacBook Air mid2012のいいところと悪いところを述べていく。
いいところ
コンパクトなサイズ
あえてこの古いMacBookをチョイスする最大の魅力は11.6inchというコンパクトなサイズ感だろう。最大のことを行うためには最小のサイズ感が11.6inchだと俺は考える。つまりPCで作業するなら最低でもこのサイズは欲しいということ。
軽い
2022年現在はそんなに軽い方ではないんだけどやっぱり軽い。筐体全体をアルミ削り出しにしておいて、この軽さは今でもMacBook Airのアイデンティティなのではないだろうか。
キーボードの打鍵感
とにかく打ちやすい。結構たくさんの種類のキーボードに触れてきたけど、一番いい。「確かにタイピングしている」がある。バタフライ式のキーボードには賛否が分かれるところだったけど、俺は好き。パンタグラフ式はもっと好きだけど。
キーボードバックライト
ひと昔前までは、ハイエンドのモデルにしか搭載されていない機能だった。俺は完全ブラインドタッチはできないので、暗い環境でブログを書くときには有難い機能。明るさもゲーミングPCにありがちなケバケバしいカラーではなく、白一色なのもミニマリストに刺さる。
洗練されたデザイン
アップル製品のデザインは神。余計な物が一切ない。シンプルでミニマル。最高。
使いやすいトラックパッド
これまで様々なトラックパッドやタッチパッドを触ってきたけど、アップル製品のトラックパッドは感動もの。指と画面のダイレクト感が高く、ラグが少ない。ジェスチャーも直感にリンクしている。
りんごが光る
本質的ではないが、みんなわかってくれるはず。
安価
パソコンは安くない。特にアップル製品は型落ちでも非常に需要があるので、中古価格が下落しにくい。数世代前のモデルでも十分に使用できるからだ。しかしながら、MBAの11インチがラインナップされていた2015年より前のモデルは流石に値段が落ちきっている。
しっかり使えるし、所有欲を満たしてくれるのであれば、少し前のモデルでも買い。
俺は現在の愛機を9800円で落札した。(64GBは流石に少なすぎなので、これが安いかは議論が分かれるところ。)
悪いところ
流石に古い
10年前のモデルだから当たり前なんだけど、流石に全時代的。最新のアプリやOSに対応していないこともちらほら。俺の用途以上の事をする人には決しておすすめではない。
画面が小さい
コンパクトなサイズ感とはトレードオフの関係にあるから仕方ない部分ではある。パワポで資料を作成したり、2画面で参考資料を確認しながら資料を作成するには、少し物足りなさを感じる。もちろんできないことはないが。
太めのベゼル
近年はベゼルレスでスタイリッシュなデザインが主流。ベゼルは小さい方が見た目がスッキリしていていい。それにベゼルレスは、ボディサイズに対して、画面占有率も上がるので、コンパクトなのに大画面を成立させることができる。この11.6inchをベゼルレス化すると13.4インチ位までは行けそう。これはだいぶ違う。
現代においてはそんなに薄くも軽くもない
最近のノートPCはラインナップも多彩で、薄い・軽いを強みとしているモデルも多い。そんな中では2012年のMacBook Airはそんなに軽くも薄くもない。ただ、初代のMacBookが発売された2008年時点でこの薄さ、軽さを実現し、ほぼ完成されていたコンセプトはアップルさん、流石!の一言に尽きる。
macOSは使いにくい
やっぱりWindowsに慣れていると、Mac OSは使いにくいと感じざるを得ない。学校でも会社でもWindowsが主流だし、シェアも圧倒的。やはりマイノリティは不利にならざるを得ない。俺の用途程度であれば、足りない機能に悲観することはない。むしろ新しいOSに触れることができるワクワクの方が上回るので、メリットとも言える。
iPadに慣れるとブラウジングしにくい
iPadのブラウジングにおける閲覧性はPCを凌駕すると感じている。iPadの優れている点は、縦でも横でも使えること。PCはどうしても横長になってしまうが、ブログの閲覧など、閲覧する情報の種類やホームページの構成によっては縦画面の方が閲覧性が高い。縦画面で閲覧した方が全体的に圧縮されてしまうが、1画面に表示される情報量が多くなり、情報の網羅性が高くなる。
キーボードのない1枚板の形状は、いつでもどこでも持ち運びできるし、取り回しがすごくいい。パソコンはデスクに向かって、作業スペースを確保し、「さあ、やるか」と作業モードに入る必要がある。
このハードルを下げてくれるのがiPadだ。やはり iPadがインプットに特化しているデバイスと呼ばれるのは、この辺の心理的ハードルの低さではないだろうか。
これはスマホが大画面になればなるほど使いやすい。という考えによく似ている。画面が大きい方が情報の網羅性は高い。ただし、スマホは片手に収まるから取り回しがいいのであって、片手に収まらないレベルの大画面化は逆に使用感を損なう。バランスが重要。
最後に
MacBook Airは型落ちでも十分に使える。10年前のモデルでも。
ただ、用途はかなり限定的になるだろう。
改めて、MBAの俺の用途は、
こんな感じだ。明確な使い分けとしては、基本的にキーボードが必要な作業にMBAを用い、それ意外は iPadやiPhoneという感じ。どの作業も基本的にはどのデバイスでもできるが、かくデバイスのストロングポイントを生かして、効率的な作業を実施するのがいい。